この記事について
この記事は、
ユニティー・ソフトウェアってどんな会社?
という疑問について答える記事となっています。
以下、注意点です。
一部、株価上昇や下降に関する予想を記載していますが、事実に基づいたデータから、一個人の主観的な考えによる結論になっていますので、株価の動きが必ず当たると言う保証はありません。ご注意ください。
目次
ユニティー・ソフトウェアってどんな会社?
企業名 | ユニティー・ソフトウェア(Unity Software Inc) |
---|---|
ティッカーシンボル | U |
設立年月 | 2004年 |
業種名 | IT・通信 |
市場名 | NYSE(ニューヨーク証券取引所) |
公式サイト | www.unity.com |
ユニティー・ソフトウェア(以下Unity)は2004年に、米国のサンフランシスコより設立されたソフトウェア企業です。
初めはOver the Edge Entertainment (OTEE) という社名でしたが、2007年よりUnity Software Incに変更されました。
Unity社が販売する主たる製品はゲームエンジンです。
その名も「Unity」という、社名をそのまま使った製品となっています。
ゲーマーの人なら1度は耳にしたことのある単語ではないでしょうか?
スマホゲーム向けのゲームエンジンとして有名です。
そもそもゲームエンジンってなんでしょうか。
ゲームエンジンとは、ゲームを効率的に開発をするツールのことを示します。
例えば会計をする時に、エクセルという表計算に特化したツールを使いますよね?
この時、会計のために表計算ソフトをゼロから作るのではなく、普通は既存に存在する表計算ソフトを使用しますよね。
これと同じようにゲームエンジンは、ゲーム制作をする上で必要な土台を提供してくれるサービスとなっています。
こうしてゲームエンジンを使用することで、ゼロからゲームを作る必要はなくなり、ある程度形のある状態からゲーム開発をする事が出来るようになりました。
ゲーム開発における基本ベースが提供されているので、プログラミングの知識さえあれば、誰でも簡単にゲームを作れるため、個人でも簡単にゲーム開発することをが可能です。
Unityはゲーム企業だけではなく、インディーズの個人ゲーム開発者にも利用される超有名なゲームエンジンです。
余談ですが、筆者は本業がSEなのでこんな感じの本を買って簡単なゲームを作成したことがありますww
本を見ながらだと超簡単なので、興味があればやってみてください。
Unityの業界シェアについて
ゲームエンジンはUnityだけがやってます!というわけではありません。
いろんな会社がゲームエンジンを提供しています。
いくつかのライバル企業が存在していますが、1番のライバルはEpic Games社が提供するUnreal Engineだと言われています。ただしUnrealは、PS4やXboxのような高解像度ゲーム向けのゲームエンジンなので、モバイル向けに作られたUnityとは毛色が少し違うため、ライバルとしては個人的には思っていないです。
さて、Unityの業界シェア率についてですが、スマホゲームの業界で、シェアを50%以上持っています。かなり強いと思います。
ちなみにUnityで作られた有名?なゲームはこんなのがあります。(かなり一部抜粋)
- ポケモンGO
- ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
- スーパーマリオラン
- 原神
- カニノケンカ
- バイオハザードアンブレラコア
- ホロウナイト
- ヒューマンフォールフラット
- Celeste
- the first tree
- Fall Guys
- Last Day on Earth
引用:https://zenn.dev/omorichan/articles/36fe8130f05fc5
他にも「ゲーム名 Unity」でググれば沢山出てくるので、気になるソフトがあれば検索してみてください。
Unityのビジネスモデル
ユニティのビジネスモデルをざっくり分けると以下の2つとなる。
- 開発者からの課金収益(サブスク)
- ゲームサポート、運用費による収益
開発者からの課金収益
Unityでゲーム開発するには、利用料を納めないといけません。
サービスを利用するにはお金がかかって当たり前ですよね。
支払い方法はサブスクリプションなので、安定した収益が見込めます。
利用料金は開発者のゲームの売り上げ規模に応じて変わります。
個人開発で売り上げが少なければ無料だし、企業で開発していて大きな売り上げが出ている場合は、利用料金も高くなります。
ゲームサポート、運用費による収益
作ったゲームをリリースした後のサポートをしてくれる事業があります。
例えば、顧客の獲得だったり、広告の提供、サーバーの貸し出しなど、リリース後のゲームを幅広くサポートしてくれます。
こちらの利用料金は従量課金制となっています。
Unityの収益の60%はこの領域で得ているそうです。(2020年Q3時点)
Unityの将来性
Unityは今後も確実に伸びる企業だと言えます。理由としては以下の通り。
- ゲーム業界での圧倒的なシェア
- 他業種の領域に参入
- メタバースによる躍進
まずシェアについて、先ほども述べましたが、スマホゲームの開発プラットフォームのシェアがかなり高いです。ライバル企業もそこまで多く無いので、高い確率で今後もシェアを伸ばしていくと思います。
そして次に注目しているのが、他業種への参入。Unityのゲームエンジンは3D開発に非常に適しており、例えば建築のデザインなどにも応用されたりしています。ゲーム開発以外での用途があるので、ゲーム開発企業以外からも収益が見込める可能性があると言えます。
さらに3D開発と言えば、今話題の「メタバース」にかなりリンクする技術であると言えます。メタバースが今後流行るかは不確かですが、流行った場合、Unityは確実に大きな成長を遂げるのは誰でも予想がつくでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
以上のことから、Unityはそれなりの成長銘柄なのではないでしょうか。
特に他業種への進出はとても大きいですね。
他業種で顧客を獲得していれば、仮に生業のゲーム産業が衰退しても、持ち堪える事がでしょう。
非常に注目の銘柄ですね!!
では。