【初心者向け】仮想通貨の「マイニング」を本当にわかりやすく解説します！

この記事では、仮想通貨の用語「マイニング」について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

マイニングについて簡単に理解したい人は、この記事を最後まで読んでみてください！

マイニングとは？

さて、マイニングとは一体何のことでしょう！？

結論から言います。

 

マイニングとは、取引が正しいかどうかを確認する作業のことです。

 

これが答えですが、

まだ抽象的すぎてよくわらないと思うので、

以下の３つの観点から、マイニングについてわかりやすく解説していきます。

 

①マイニングの必要性

②マイニングのやり方

③マイニングの種類

 

マイニングの必要性

先にも述べたように、マイニングは取引が正しいかどうかを確認するために行います。

そもそも、なぜ取引が正しいかどうか確認する必要があるのかわかりますか？

それはビットコインの仕組みによるものです。

ビットコインの管理者

ビットコインのネットワークには、特定の管理者が存在しません。

普通の通貨は、国が紙幣を発行して、銀行が取引を管理しますよね。

一方、ビットコインは、発行と取引の管理をマイナー（マイニングする人）が行います。

しかも、マイナーは1人ではなく、世界中にたくさんいて、取引データを分散管理しています。

そもそも、ビットコインがどういうものか簡単にイメージすると、

通貨というよりは通帳に近いです。

しかも、その通帳はビットコイン誕生から現在までの最新取引データをすべて記載しています。

さらに、この通帳は不正を記載することが出来ません。

どのようにして不正を書き込むことを許さないのか。

ここでマイニングの出番です。

マイニングで不正を暴く

ある例を出します。

 

Aさんが1BTC持っていたとします。AさんはBさんに1BTC送りました。

しかし、そこでシステムエラーが発生。以下の取引が同時に発生してしまいました。

①AさんがBさんに1BTC送る。

②AさんがBさんに1BTC送る。

同じ取引が２回発生していますね。これは多重支払いですね。

 

この取引が正常に行われれば、Aさんは1BTCしか持ってないのに、2BTC送れたことになってしまいます。

これは完全に不正ですよね。

では、この不正をどのようにして確認するのかというと、

過去すべてのブロックチェーンのデータ履歴を確認し、すべてを計算し直します。

つまり、ビットコインが誕生してからの取引から、AさんがBさんに1BTC送るという取引までの履歴を一個一個計算していくということです。

履歴を辿ることで、不正を暴き、取引に正当性を与えるのがビットコインのすごいところです。

しかし、これを行うには膨大の計算力が必要です。

その計算はパソコンで行います。

このパソコンを使って計算することをマイニングと呼びます。

ここまでくれば、冒頭で述べた

「マイニングとは、取引が正しいかどうかを確認する作業のことです。」

が少し理解できたのではないでしょうか？

マイニングのやり方

マイニングはパソコンさえ持っていれば、誰でもすることが可能です。

世界中の一定数の人たちはすでにマイニングをしいて、私たちが投資するビットコインのネットワークを支えてくれています。

計算量も膨大なので、マイニングをする人（通称；マイナー）は性能の高いパソコンを買ってまでしてマイニングを日々行なっています。

なぜそこまで熱心にマイニングをするのでしょうか。

答えは単純です。

 

実はマイニングをすると報酬がもらえます。

 

マイニングはボランティアではありません。ちゃんと対価としてビットコインがもらえます。

まさにゴールドラッシュ時代の採掘に似ていますよね！？

ただし、マイニングは競争のシステムになっているので、１番計算が早かった人にしか報酬が与えられません。

余談ですが、最近はビットコインの価値があまりにも上がりすぎたため、業者が大量のコンピュータを使用してマイニングをし始めています。

もう中途半端な家庭用パソコンじゃあ稼げなくなりました。

マイニングの種類

実はマイニングには何種類か方法が存在しています。

主に有名なのは、PoWとPoSです。

それぞれの違いについて説明します。

PoW（プルーフ オブ ワーク）

PoWはプルーフ オブ ワーク（Proof of work）の略称です。

意味は「頑張って証明しろや」です。

具体的にいうと、「より多くの計算処理をした人にビットコインを付与する」やり方。

これはマイニングのやり方の章で説明した方法ですね。

ただ、競争システムにより、多くの人がマイニングに参加するため、世界の電力を消費しすぎることが問題になったりしています。

PoWを採用している有名なコインはビットコインです。

PoS（プルーフオブステークス）

PoSはプルーフオブステークス（Proof of Stakes）の略称です。

意味は「掛け金による証明」です。

PoSはPoWと違って、競争システムがありません。

パソコンを使ってマイニングすること自体は変わりがないのですが、そこに高度な計算力は求められません。

なぜなら、PoSは所有通貨の数と保有年数によって、マイニング報酬がもらえる人が決められるからです。

つまり、計算力の高いパソコンを使って１番早く取引の計算を行ったとしても、コインを所有していなければ、報酬はもらえないということです。

性能の良いパソコンが必要ないので、PoWの電力問題を解決できる画期的なマイニング方法だと言えますね。

しかし、PoSにもデメリットがあります。

コインを保有しておく必要があるので、コインが世の中に出回らなくなり、価値が下がる事と、コインをたくさん持っている人が有利なので、富の一極集中などが懸念されたりしています。

ちなみに、PoSはイーサリアムやカルダノに採用されています。

まとめ

マイニングについてのまとめ。