ビットコイン

ビットコインの起源と価格推移の歴史について!

この記事では、「ビットコインの歴史」について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

ビットコインの歴史について詳しく理解したい人は、この記事を最後まで読んでみてください!

ビットコインの歴史

ビットコインの起源

ビットコインの歴史は、2008年の10月にサトシ・ナカモトと名乗る人物が、

「ブロックチェーン技術を使った中央管理者のいない決済システム」という論文をネット上にアップしたことから始まりました。

この論文を読んだ有志ある開発者たちが、論文に書かれている技術をベースにビットコインを開発をスタート。

そして、2009年の10月に法定通貨との交換レートが定められました。

内訳は5,050BTCに対して、たったの5.02ドル。

1BTC1円以下です。今では考えられない安さのレートでした。

その数ヶ月後、2009年1月3日にブロックチェーンの最初のブロック(genesis block)が誕生。

これがビットコインの始まりです。

初めての取引

2010年5月22日に、アメリカでラズロ・ハニエツ(Laszlo Hanyecz)という人が、2枚のピザを1万ビットコインで購入しました。

これはビットコインの歴史上、初めての取引に値するものでした。

1万ビットコインを今の相場で表すと、640億相当の価値に値します・・

高すぎるピザ代。

この日は「ビットコイン・ピザデイ」と呼ばれていて、今では記念日のように扱われています。

ちなみにハニエツ氏は初期のビットコインマイナーで、サトシ・ナカモトとも何度かメッセージのやり取りをしたことがあるそう。

マウントゴックス事件

2014年2月28日に、当時1番の取引量を誇るマウントゴックスという取引所がハッキング被害を受けて、大量のビットコインが流出してしまった事件です。

流出したビットコインはユーザ保有分の約75万BTCと自社保有分の約10万BTCとさらに預かり金の約28億円が何者かによって盗まれました。

当時の被害総額でいうと、470億の流出でした。

今のレートだと、約6兆円に値します。(2021年3月)

この事件をきっかけにビットコインの価格は大暴落をしましたが、ビットコインが世間にも広まったことでも有名です。

皮肉にもこの事件がなければ、まだまだビットコインが世の中に知られるのは少しだけ遅かったかもしれませんね。

ちなみに、この事件は未だに真相が明らかになっていません・・・謎が多い事件です。

ビットコインキャッシュの誕生

ビットコイン取引をしている方は、取引所のラインナップで、1度目にしたことがあるのではないでしょうか。

ビットコインキャッシュというビットコインの名前がついているけど、ビットコインとは違う何か。

恐らく、初め見たときは戸惑うと思います。

2017年8月1日に、ビットコインがハードフォークしたことにより、ビットコインキャッシュが発行開始されました。

ハードフォークとは、互換性のないアップデートにより、ブロックチェーンが枝分かれして、新しいコインが誕生することです。

ハードフォークした理由は、ビットコインは取引が増えると、取引スピードが遅くなり、手数料が上がってしまうというスケーラビリティ問題というのを抱えています。

この問題を解決するために、ビットコインをアップデートし、取引速度を上げたビットコインキャッシュという新たなコインを誕生させたのです。

イーサリアムでも同じように、イサーリアムクラシックというのがありますよね。

これもハードフォークによって生み出されたコインです。

価格推移の歴史

ビットコインが誕生してから、現在(2021年3月)まで価格は1BTCあたり600万円まで上昇しました。この金額まで到達するまでに、多くの出来事がビットコインの価格を底上げしてきました。

さて、ビットコインの価格を底上げした出来事は何なのでしょうか。「価格推移」の視点から歴史を振り返ってみましょう!

ビットコイン・ピザデイ(2010年5月22日)

ビットコインの歴史の章でも書きましたが、「ビットコイン・ピザデイ」は初めてビットコインが取引された日です。

このとき、ピザ2枚と1万ビットコインが取引されました。

ピザの価格は約2,740円だったとされており、1BTCあたり3.64円でした。

米大手雑誌にビットコインが掲載(2011年4月16日)

2011年4月16日、米国大手メディア雑誌「TIME」にビットコインについて特集が組まれました。

発売以前、1BTC80円で取引されていたが、「TIME」発売後に、ビットコインの価格は上昇し続け、6月には、なんと最高2,800円を叩き出しました。

調整もかかり、この当時の平均相場は1,500円程度でした。

マウントゴックスハッキング(2011年6月20日)

2011年6月20日に、マウントゴックスがハッキング被害に遭いました。

2014年にマウントゴックスがハッキングされたことは有名な事件ですが、それ以前にも何度かマウントゴックスはハッキング被害を受けており、その1発目がこのときでした。

この被害により、ビットコインの価格は1,500円(1BTC)から、年末には300円台まで下落してしまいました。

キプロス危機(2013年3月)

2013年3月に、キプロス共和国が経済危機に陥り、国策として、預金引出し制限を行いました。

これにより、キプロス国民の自国通貨への不安が高まり、資金を国外へ移動しようという動きが始まりました。

移動先は、外資への両替も楽なビットコインが選ばれ、キプロスの資金がビットコインへ流れてきました。

よって、ビットコインの価格は4,500円(1BTC)まで上昇しました。

NHKのビットコイン特集(2013年12月)

2013年12月に、日本国内でNHKがビットコインの特集を放送しました。

インターネット上の「謎の通貨」として取り上げられ、一気に日本での知名度を高めました。

これにより、ビットコインの価格は12万円(1BTC)まで上昇しました。

当時のニュースをまとめたサイト

中国政府のビットコイン禁止令(2013年12月)

2013年12月に、中国政府がビットコイン取引の禁止を発表しました。

禁止した理由は、キプロス危機の影響でキプロス以外の国でも、自国通貨をビットコインに両替する動きが増えてきました。

中国政府は自国資金がビットコインに流出してしまうことを恐れ、取引を停止しました。

これにより、ビットコインの価格は7万円まで低下。

2013年12月ビットコインの価格が大きく動いた月でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考

https://www.coindeskjapan.com/64483/

https://mall.moneyforward.com/articles/39#ビットコインの誕生

https://bitcoin.dmm.com/column/0150

https://coin.z.com/jp/column/bitcoin-highest-price/