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仮想通貨のリップル(XRP)ってどんなコイン?特徴や将来性について解説!

リップル(XRP)とは?

リップルとは、Ripple Labs Inc.が提供する国際送金プラットフォーム「Ripple Net」のことを示します。

そして、このプラットフォーム上で使用される通貨を「XRP(エックスアールピー)」と呼びます。

ただ、世間ではXRPのことも「リップル」と呼ばれています。

リップルは、国同士の送金コストを下げ、Eメールのように簡単に送金が出来るシステムを構築することを目指しています。

つまり、リップルは国と国の間で送金をスピーディー化させる「ブリッジ通貨」であると考えられています。

リップルが国際送金の革命を起こす!?

国際送金ってすごく面倒なこと知っていますか?

国際送金とは、単純にお金を海外に送金することです。

おそらく、普通に生きてたら国際送金なんてしないので、国際送金の面倒臭さには気づくことがないはずです。

私もリップルを学び、初めて国際送金の仕組みを知ったのですが、従来の国際送金はこんなにも面倒くさいのか!!と叫びたくなるほど。

さて、国際送金がどれほど面倒臭いか軽く説明しますね。

⭐︎国際送金の面倒くさい点⭐︎

① 送金にめっちゃ時間がかかる。

② 手数料すごい取られる

③ お金が届かないこともある・・・

このように国際送金は、致命的なデメリットがいくつかあります。

国際送金の仕組みを簡単にイメージすると、以下の画像のようになります。

つまり、目的国に送金されるまでに、間にたくさんの銀行を挟んでいるんですね。まるで銀行リレーようです。

このように、銀行を挟めば挟むほど、手数料が高くなりますし、取引に時間もかかります。

1万円を送ったのに、到着したときには3千円になっていた・・・なんてこともザラにあるそうです。

そして、1番最悪なのは、銀行リレーのうちどこかの銀行が潰れてしまったり、ミスが起きた時に、お金が届かないという最悪な事態になる可能性もあります。

これらの面倒な点を一気に解決できるのがリップルなんです!!

リップル(XRP)の特徴

リップル(XRP)の特徴は以下の3点。

① 決済スピードが断トツで速い

② マイニングの必要がない

③ ロックアップにより価格を調整している

決済スピードが断トツで速い

リップルは仮想通貨の中でも断トツで決済速度が早いです。

例えば、ビットコインの決済速度は10分です。

要はお金の送金や受け取りをする際に、10分の時間を必要とします。

一方、XRPはたった4秒で決済が完了します。

このスピードの理由は、リップルの承認方法にあります。

リップルの承認方法はRipple Protocol Consensus Algorith(RPCA)という独自アルゴリズムを使用しています。

RPCAは、リップル社が認定した金融機関や団体だけが承認作業を行うことができ、この認定された金融機関や団体のことを「バリデーター」と呼びます。

バリデーターは現在150程度しか存在していません。

少数で承認作業を行うことで、承認作業時間を大幅に削減し、決済スピードの短縮を実現することが出来ています。

マイニングの必要がない

リップルはビットコインようにマイニングをする必要がありません。

つまり、ビットコインのように大きな電力を消費することがないので、地球に優しいシステムと言えます。

では、なぜマイニングが必要ないのか。

その理由は、リップルがリリースされた時点で、XRPをすべて発行してしまっている為です。

通貨がすべて発行されているのであれば、マイニングをする必要ないですよね。

ロックアップにより価格を調整している

先にも述べたように、XRPはすべて発行されています。

XRPの発行枚数は、1,000億XRP。ただし、これがすべて市場に流れると価格の暴落は逃れることはできません。

この価格暴落リスクを投資家たちは危惧してました。

しかし、2017年にリップル社が保有しているXRPの90%をロックアップすると宣言しました。ロックアップとは、仮想通貨を使用できなくする。つまり、凍結の状態にすることです。

リップル社が保有する630億XRPのうち550億XRPをロックアップして、市場に出せない状態にしました。

またロックアップしたXRPについても、リップル社の独断の意志では解除できないように、エスクローシステムと呼ばれるシステムを使用し、徐々にXRPが市場に放出される仕組みとなっています。

リップル(XRP)の問題点

ここまできて何となく勘付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、リップルは非常に中央集権的な仕組みです。

基本的に、ビットコインをはじめとする暗号資産は、非中央集権的なシステムをメリットが価値を見出しています。

一方、リップルはエスクローシステムを使っているとは言え、リップル社がほとんどのXRPを保有しています。また承認者もリップル社認定の金融機関や団体だけです。

つまり、すべてはリップル社にコントロールされていると考えることも出来ます。

リップル(XRP)の将来性

リップルが国際送金に優れている点は、誰もが認めるレベルであることは間違いありません。

このシステムは実用的で、今日までの国際送金における手数料問題を解決してくれます。

しかし、もしリップル社の信用が失われるような事件が起きた場合、XRPの価格は暴落する可能性が非常に高いです。

なぜなら、リップルは中央集権的な体制をとっているからですね。

そう考えると、ビットコインのような非中央集権的な仮想通貨の方が安全だと私は考えます。

まとめ

リップルは非常に実用性に優れた素晴らしい仮想通貨です。

中央集権的ではありますが、リップル社の信頼は現時点では非常に高く、これからも価格上昇が見込めるでしょう。