アルトコイン

仮想通貨の「ポルカドット(DOT)」って何?将来性や仕組みについて

ポルカドット(DOT)とは?

ポルカドットは、イーサリアム共同開発者であり、スイス財団のWeb3 Foundationを率いるGavin Wood氏によって構築されたブロックチェーンのプラットフォームです。

また、そこで使われる通貨のことをドット(DOT)と呼びます。

つまり、プラットフォームが「ポルカドット」でそこで使われる通貨が「DOT」です。

ポルカドットの目指す世界

ポルカドットの管理財団のWeb3 Foundationは、WEB3.0を目指す財団です。

WEB3.0というのは、新しいインターネットの時代を示します。

インターネットの歴史は以下のような時代を変遷してきました。

① WEB1.0 … ホームページ 1990年〜2000年くらい

②   WEB2.0 … SNS (管理者あり) 2000年〜現在まで

③  WEB3.0   …  SNS(管理者なし)NEW!!!

かなりざっくりまとめましたが、WEB1.0はSNSが出来ない時代。WEB2.0はSNSが出来る時代。そして、WEB3.0もSNSができる時代。

あれ、2.0と一緒じゃん?と思うかもしれませんが、3.0は管理者不在でSNSのサービスを提供することが出来る世界線なんです。

つまり、WEB3.0は管理者なしで様々なサービスを提供できるインターネットの時代というわけです。※SNSに限らず。

ただ実際のところ、すべての仮想通貨がWEB3.0の仕組みなので、「ポルカドットだけ特別だ!」というわけではないです。

はっきりと明言しているかしていないかの違いですね。

さて、このポルカドットですが、WEB3.0を目指すと明言しているだけあって、技術的仕組みもかなり素晴らしいです。

さらに驚くことに、2020年5月に誕生したばかりの新米通貨にもかかわらず、時価総額がめっちゃ高いです。

この記事では、そんな期待値のかなり高いポルカドットについて詳しく解説していきます!

 

ポルカドットの特徴

ポルカドットのエコシステム

かなりざっくりですが、ポルカドットのエコシステムは以下の3つの要素で構成されています。

[ざっくりイメージ]

・リレーチェーン(Relay Chain)

・パラチェーン(Para Chains)

・ブリッジ(Bridges)

リレーチェーン(Relay Chain)

リレーチェーンはポルカドットのメインチェーンです。

セキュリティ共有やコンセンサスを行います。

特にセキュリティが非常に高く、リレーチェーンのセキュリティプログラムが接続された個別のブリッジやパラチェーンにも適応されます。

このようにリレーチェーンは、重要な部分を司っている為、ポルカドットの心臓部分と考えることが出来ます。

 

パラチェーン(Para Chains)

リレーチェーンとは別の独立したブロックチェーンです。

主にアプリケーションなどをこのチェーンで開発します。

 

ブリッジ(Bridges)

 

ポルカドットでビットコインが使える!?

 

驚くことにポルカドットは、DOT以外の仮想通貨をプラットフォーム上で動かすことが出来ます。

イーサリアムを例として挙げると、イーサリアムはイーサ(ETH)の通貨しか扱うことが出来ません。(実はDOGEが扱えるらしいけど、まだテスト段階)

一方、ポルカドットは、ビットコインを扱ったり、ETHを扱ったりすることが技術的に可能とされています。

これをインターオペラビリティ(相互運用性)と呼びます。

これが可能なことで、よりWEB3.0に近くことが出来ます。

例えば、ビットコインでイーサリアムを買う時、取引所を間に挟まないといけませんよね。

取引所は取引を代理する管理者の存在なので、WEB2.0的ですよね。

この中間取引をやめたいね。を実現したのがポルカドットです。

ポルカドットのアプリ開発

ポルカドットはパラチェーン上にアプリケーションを開発することが出来ます。

これはイーサリアムなどでお馴染みのDapps(ダップス)と同じです。

ポルカドットでは、「Substrate(サブストレート)」というアプリ開発用フレームワークを使用することで、アプリを開発することが出来ます。

ちなみに、ポルカドットの開発で使用される主な言語はRust、C++、Golangです。

ポルカドットのガバナンス

 

ポルカドットの将来はDOT保有者にかかっている!?

 

ポルカドットの将来性の決定については、ポルカドットの保有者に利権が与えられます。

手数料の金額調整やブロックチェーンの追加など、日常のアップデートの方向性について考える決定権があるのは「DOT」の所有者のみです。

またこのような通貨保有者に将来決定の利権がある仮想通貨は他にも存在するが、一定枚数保有している条件などが課されている場合が多い。一方、ポルカドットは金額の大小を問わず、保有していれば参加することが可能となっています。

 

ポルカドットの将来性

私が考えるにポルカドットの将来性は非常に高いと思います。

理由は以下の3点です。

・ポルカドットの財団の目標が明確

・セキュリティの強さ

・相互運用性は本当に凄い

ポルカドットの財団の目標が明確

はじめに述べたように、ポルカドットの財団であるWeb3 Foundationは、「WEB3.0を目指す」という明確な目標を掲げています。

これは自己啓発的な考えだが、明確な目標があるチームは、目標がないチームより達成率が高いと思います。

したがって、「WEB3.0を目指す」という目標がある限り、必ず目標を達成してくれるのでは?と期待できるわけです。

セキュリティの強さ

ポルカドットはセキュリティ面に気を配っており、ポルカドットに関連するブロックチェーンすべてにセキュリティプログラムが実装されている。

他の仮想通貨は、1つのブロックチェーンごとにセキュリティを実装しているが、ポルカドットはすべてにセキュリティをプログラムしている。

まるでパソコンに入れるウイルス対策ソフトのような話である。

すべてのチェーンにセキュリティが実装されている分、隅っこの小さなチェーンから被害に遭うような可能性は低いでしょう。

相互運用性は本当に凄い

ポルカドットは他の仮想通貨を使用することが出来る。

この機能がポルカドットの将来的可能性を大いに秘めた特徴の1つだと思う。

いくらブロックチェーンが発達したとはいえ、換金する作業は本当に面倒くさいですよね。

換金が不要であるポルカドットは、面倒臭さが排除されることにより、他のブロックチェーンと比較して、取引がスムーズになるのは明らかでしょう。