この記事について
この記事は、ドクシミティー($DOCS)の売買について、どうすべきか考えている方へ向けた記事となっています。
以下、注意点です。
「売り」「買い」に関する判断は、事実に基づいたデータから、一個人の主観的な考えによる結論になっていますので、株価の動きが必ず当たると言う保証はありません。ご注意くださいませ。
ドクシミティー($DOCS)とは?
企業名 | ドクシミティー |
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ティッカーシンボル | DOCS |
設立年月 | 2010年4月 |
業種名 | IT・通信、医療も? |
市場名 | ニューヨーク証券取引所(NYSE) |
公式サイト | doximity.com |
ドクシミティー、ティッカーシンボルはDOCS。
2021年6月24日にNYSEに上場したばかりのITスタートアップ企業です。
ドクシミティーの事業内容は、医師や看護師、薬剤師などの医療従事者だけが登録出来る医療用SNSプラットフォーム(ドクシミティー)の提供です。
ドクシミティーでは、医療についての情報交換やニュースの共有など、普通のSNSと同じように意見交換やコミュニケーションが取れます。
また非通知で患者とオンラインで診察が出来るような画期的なシステムも取り入れているのも特徴です。
ドクシミティーは、現時点でテンバガー候補と考えられており、非常に期待されている銘柄です。
テンバガー候補である理由については後ほど詳しく述べます。
ドクシミティーのここが凄い!?
ドクシミティーはただの医療版SNSでしょ?と思うかもしれませんが、サービスはかなり細部まで詰められていて、ただのSNSとは一味違うものを持っています。
ドクシミティーの機能を箇条書きにしてまとめてみました。
A ビデオチャット、メッセージによるオンライン診療
B 近くにいる医療者の検索機能
C 医療従事者同士でのコミュニケーション
D 最新の医療論文、ニュースをすぐにチェックできる
E スマホでFAX送信が出来る。医療書類を送れる等?
上記の機能はこの御時世そこまで目新しいものには見えないと思いますが、患者とのコミュニケーションは番号をお互いに非表示にできたり、スマホでのFAX送信では、強いセキュリティを組んでいたり、細かいところで個人情報保護に強いという印象があります。
ドクシミティーに登録している医師は全米の医師の80%、さらに医学部生は90%も。多くのユーザー数を獲得しており、医療業界でのシェアは圧倒的です。
そして、次に話す内容がめちゃめちゃ重要!!
実は公にアピールされていませんが、医者のスカウトや医学部学生へのスカウトツールとして利用されていたり、医療機器のセールスなどに使用されていることが多いみたいです。
個人的にもこれはよく考えたな〜と思いました。
まずコロナ禍においても安心して診察できるツールを作成し、医療従事者がドクシミティなしでは仕事はできない!!と言う状態を作り出し、そこにリクルートや広告のビジネス的要素をステルス的に盛り込む。
いやー、上手ですよね。
これがドクシミティーの強みではないでしょうか。
テンバガーであると言われている理由
ここが皆さんが1番気になるところでしょう。
ドクシミティーはただの医療版SNS。ITの革命的な技術で売っているわけでもない。
そんなドクシミティーがどうしてテンバガー候補として考えられているのか?
その答えは、「医療情報」にあります。
ドクシミティーは先ほども言いましたが、米国内の医者の80%が利用しており、恐ろしいほどのシェアを誇っています。
つまり、ドクシミティーは米国内の医療情報の塊と言えますね。
では、医療情報は誰が欲するでしょうか?
はい、製薬会社です。
MR(製薬会社の営業)がドクシミティを利用して、こぞって売り込みをしにいきます。
その際、ドクシミティーは製薬会社から課金するように仕向けるシステムを構築しています。
数字で見るドクシミティー
チャートは2021年12月23日時点でこんなかんじ。
9月からじわじわと株価が落ちていき、現在は48.69ドル。
上場当時の値段に戻ってしまいました。
決算の結果が悪かったのか?
そんなことはなく、2021年11月9日の決算発表では、かなり良い成績を残していました。
○売上げ
予想 73.49M
結果 79.35M
○一株当たりの利益
予想 0.11
結果 0.19
スタートアップなので、まだまだ数字は小さいですが、黒字を出しているのは事実であり、予想を上回っています。
新型コロナ株の影響もあり、米国株価市場自体が全体的に低迷してきているので、ドクシミティーが悪いわけではなさそうな気がしています。
ドクシミティーの弱みは?
ここまで話してきて良いこと尽くめのドクシミティーですが、弱みもあると考えています。
例えば、ハッキングはドクシミティーにとっての脅威でしょう。
ドクシミティーは医療情報の塊なので、ここがハックされると色々まずいのはすぐにわかると思います。
次に医者のドクシミティ離れ。
別の似たようなサービスが出現した場合は注意が必要でしょう。
今の時代、老舗はあっという間に抜かされてしまいます。例えば、オンライン会話ツールのSkypeなんて瞬く間にzoomにシェアを奪われましたよね。
あまり影響はないと考えていますが、コロナ禍が終わった時、オンライン需要が減ってアクティブユーザーが減る可能性もあります。ただ個人的には、コロナが終わってもオンラインは廃れることはないのではないかと思っています。
よって、DOCSホルダーであれば、セキュリティ強化とライバル企業の出現の動向は日々チェックをしておいた方が良いかもしれませんね。
まとめ
ドクシミティーはまだまだ成長に期待できる株です。
大きな懸念点も然程ないため、おすすめの株だと言えます。
決算もこのまま良い結果を出し続けていけば、株価は自然と上がっていくと予想されます。
まだあんまり株価が安定していないので、テンバガー狙いで少し買っておくのが良い投資方法だと思いますね。