鬼頭(おにがしら)によるビットコインの仮想通貨投資情報

ビットコインが急騰中!その「価値」の源泉を考える

2017.10.17

ビットコインの急騰がとまりません。価格や時価総額等の情報を提供しているCryptocurrency Market Capitalizationsによると、8月には4,400米ドルに達し、10月に入ってからは5,500米ドルを超えました。

この急騰をバブルと見る向きも少なくないなかで、McAfee創業者が「3年以内に500,000ドルを超えるだろう」と発言したりと、今後の値動きは世間の注目を浴びているところです。

しかし、このビットコインの価値の源泉とはいったい何なのでしょうか?
※申し訳ございませんが、この後に明確な答えが出るわけではないので予めお断りしておきます笑

まず、株式の価値を考えてみると、価値の源泉はその企業が生み出す将来の期待キャッシュフローということになると思います。例えば、ある企業の経営実態や外部環境が現在の価格に正しく反映されておらずまだ上昇する余地があると考える人が多ければ、買いが売りを上回りその企業の株価は上昇します。

一方、ビットコインの場合は、企業体と異なり、コイン自体が価値を生むわけではありません。ICOという資金調達など企業体と類似したところがあるものの、構造自体がそもそも異なるため、株価のようにファンダメンタルズを基礎とした本源的価値の試算はできません。

では、ビットコインは通貨なのでしょうか? 日本では「資金決済法」において「法定通貨、又は法定通貨建ての資産(プリペイドカードなど)」ではないとされています。しかしながら、「不特定の者に対して、代金の支払いなどに使用でき、かつ法定通貨(日本円や米国ドルなど)と相互に交換できる」ことから、実際にはモノやサービスとの交換に用いることができます。したがって、その価値を信頼する人々が存在する限りにおいては、決済手段として使用できるビットコインは少なくとも広義では通貨に該当するものと考えます。

すべてのモノやサービスの価格は、需給で決まります。ビットコインの価格の上昇が続いているのは、その本源的な価値が現在の価格より高いと信じている人が多いことを示しています。その信頼(もしくは信仰?)の拠り所は、基礎となるブロックチェーンという技術の可能性や決済手段として広がりに対する期待感なのでしょう。

10月16日付にバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチから「Introducing cryptocurrencies – what are they good for?」と題するレポートが発行されました。このレポートでは、ビットコインとイーサリアムやXRPなどの仮想通貨を扱っており、マーケットやブロックチェーンネットワークの理解に果敢に取り組んでいるものの、仮想通貨の世界はダイナミックで革新的、かつ変動が激しく、現時点でのビットコインの資産価値を試算することはほぼ不可能としています。

発行上限に定めがない法定通貨とは異なり、ビットコインはその発行数上限が2100万枚と予め決まっています。なお、現時点で80%近くのコインが既に発行されています。CoinbaseとARK Reserchが2016年に推計したビットコインの保有者は1000万人とされており、世界人口比を考慮すると、感覚的にはまだ価格の上昇余地があるようにも感じます。ただ、決済手段としての価値だけみれば、過大評価されているように思えますし、バンカメのアナリストが言うように価値試算はほぼ不可能な気がしてしまいます(苦笑)。

アカデミックな世界でも、ビットコインの本源的な価値を解明しようとする試みが増えていますので、面白いものがあれば紹介したいと思います。

coindesk

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鬼頭(おにがしら)

コージ先生の一番弟子を自称しております。
ICO案件や仮想通貨関連ニュースで気になるものを取り上げていきますので、何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m

 

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