鬼頭(おにがしら)によるビットコインの仮想通貨投資情報

ビットコインなどの仮想通貨の「定義」電子マネーや現金との違いは?

2017.10.27

「仮想通貨ってなに?」と聞かれたとき、どのような切り口で話せばうまく伝えることができるのかしばしば考えていまうことがあります。

ビットコインなどの仮想通貨を説明しようとすると、ブロックチェーンからP2P分散型システムなどなど、キーワードが沢山ありますが、まずは「現金や電子マネーと何が違うのか」という切り口で話を始めるのがいいかもしれません。

仮想通貨はどんなモノなのか?という点に関しては、今年4月に施行された「改正資金決済法」で法的に定義づけされています。同法では、仮想通貨を、以下の3つの要件を満たすモノとして位置づけています。

① 電子的に記録され移転できる
② 法定通貨、または法定通貨建て資産(プリペイドカードなど)ではない
③ 不特定多数への代金の支払いに使用でき、法定通貨と相互に交換できる

上記要件は「かたい表現」なので少しとっつきにくいのですが、下表はこの3要件を現金や電子マネーと比較したものでイメージが捉えやすいと思います。

現金との違いは、仮想通貨は手に触れることのできないバーチャルなお金ですので、お札やコインとして触れることのできる日本円などの法定通貨は該当しません。(ちなみに、送金や振込などで利用する銀行預金は、実際に実物のお金が銀行間を移動しているわけではなく、電子データをやり取りしているだけなので、実体としては現金よりバーチャルなお金に近いと考えられます。)

では、プリペイドカードなどの電子マネーとは何が違うのでしょうか? 明確な違いは、プリペイドカードでは、一旦チャージしてまうと、チャージした金額を再び円に換金することはできません。つまり、「円⇒電子マネー」というように一方通行です。一方、ビットコインなどの仮想通貨はビットコインから円に換金することができるため、「円⇔仮想通貨」で双方向です。
なぜ、電子マネーが一方通行なのかは、Suicaのような電子マネーの実態は、「事前にあずけたお金を、発行元(SuicaならJR東日本さん)が精算するシステム」だと考えてください。ちなみに、これは「第三者型前払式支払手段」と呼ばれています。

現在、メガバンクなどの金融機関で実用化に向けて開発が進められている「MUJFコイン」「Jコイン」などの独自コインは、その設計次第では「法定通貨建ての資産」に該当するとみなされる可能性はあるものの、仮想通貨と電子マネーの中間のような存在とみなされています。

なお、この銀行が開発する独自コインに関して、【「MUFGコイン」とは? メガ銀によるデジタル通貨の取組みで思うこと】にて考察してます。ご興味があればぜひ一読いただければ幸いです。

その他、定義の要件ではありませんが、中央管理者を必要としないのがブロックチェーンを活用する仮想通貨の大きなひとつの特徴です。今後、銀行等が発行するデジタル通貨が普及するか、ビットコインなどの仮想通貨と共存するかは判断できませんが、利用者にとってより低コストで利便性の高いかたちになることを期待しています。

日本経済新聞

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鬼頭(おにがしら)

コージ先生の一番弟子を自称しております。
ICO案件や仮想通貨関連ニュースで気になるものを取り上げていきますので、何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m

 

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